2006年09月05日
二人芝居
先日の土曜日にお芝居を見てきました。
前進座時代の先輩女優、田中世津子さんの舞台だ。
唄浄瑠璃狂言 「心中初午桜」堀川登志子作・演出
出演・田中世津子/奥山眞佐子
相鉄本多劇場
邦楽さんが5人で舞台の音楽は進行する、贅沢なものでした。
セットは何も無く、狂言の舞台の様。
着物が衣裳だったけれど、頭はカツラ無し。
私的にはそれがちょっと納得いかなかったな～(+_+)
私の想像力が弱いのか鈍いのか･･･
姉妹で同じ男性を愛し、ドロドロしていく心中物。
70分の短い時間に物語を浄瑠璃と芝居で語る。
舞台なんてどれを見ても、出来栄えが完璧なんてものには
中々お目にはかかれない。自分がやっている舞台だってそうだ。
作り上げていく上で、自己満足でも駄目だと思うし
媚媚（こびこび）作品でも嫌だし(=_=)
私は好きな作品ではあったけれど
少しテンポがダルイ。狂言の言い回しなのか歌舞伎的なのか
女優二人のテンポがほぼ同じだからなのかもしれない。
見た目（衣裳・髪型）も役者のタイプも全く違うのに
同じに見える。
役者さんは細かい気持ちの表現がとても上手い。
小さい劇場でなければ、見られない表情だ。
色んな事が勉強になった舞台でした(^^)
劇団に在籍しながら、こんな舞台にも挑戦する世津子さんを
尊敬するな～。
投稿者 kagari : 2006年09月05日 08:42
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://kagarin.net/cgi/mt/mt-tb.cgi/253