« マイッタ | メイン | ウラガエシ »

2006年07月13日

ジコチュウ

以前ある番組で紹介されてた少年がいました。
まだ、少年にも満たない年齢かな・・・
重い心臓病。

その子の発するひとつひとつの言葉があまりにも
美しく、聡明で(それだけではないけれど)心に刺さっている。
その男の子が亡くなった後、お母様が手記を出した
「ありがとう、貴嗣(たかし)」です。

12歳で亡くなるまでの闘病生活。
いつも周りに迷惑をかけている「自分」に対して、彼はいつも生きる意味を
考えていた。
でも、ある時「生きているだけで人の役にたっているんだ」と気づく、思う。
TVのブラウン管の中で、12歳の少年がそうつぶやいたのを聞いた。
衝撃を受けた。

自分の事ばかりしか考えられない人が多い昨今。
そりゃ・・・自分の人生だもの、自分が先ず幸せにならなきゃ・・・
でもさ・・・
自分が幸せなら、相手が傷ついてもいいの?
自分が幸せになるためなら、踏みつけてもいいの?

生きているだけで人の役にたっているんだ・・・

そんな言葉が自然に口からでる自分になれるかな
いつか、なりたいな・・・

この本を読ませて頂いた後、本に挟まれているカードで
出版者に感想を書いて出したところ
著者であるお母様から、お礼のお葉書をいただきました。
ウレシカッタ・・・

ありがとう、貴嗣―わが子がくれた12年間の幸せ
ありがとう、貴嗣―わが子がくれた12年間の幸せ岡田 節子

幻冬舎 2002-03
売り上げランキング : 266524

おすすめ平均 star
star私の子供も病気で逝きました。共感し、慰められる一冊です。
star貴嗣くん、ありがとう

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

投稿者 kagari : 2006年07月13日 08:52

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://kagarin.net/cgi/mt/mt-tb.cgi/228